Hくん 小学4年生
Sさん 小学4年生
幼いころは，「鬼ごっこ」「どろけい」といった遊びの中や，運動会の「かけっこ」など走る機会はいろいろな場面で訪れます。また，小学校に入学してからは，「サッカー」や「野球」などの部活や習い事といったスポーツをする場面で必要不可欠な動作になります。もし，遊びやスポーツの場面で“誰よりも速く走れる”としたら…。学校やチームで活躍することができ，大きな自信になり，子どもの成長につながるはずです。では，どうしたら速く走れるのでしょうか？
速く走ることができるのは，生まれ持った才能でしょうか？確かに，足のバネが優れている子や生まれつき運動神経の良い子など“速く走る才能”のある子はいます。また，小中学生のころは，身体の成長の早い子と遅い子の差もあります。しかし，諦めることはありません。努力次第で今よりも速く走れるようになります。
子どもから「どうしたら速く走れるの？」と尋ねられ，答えに困った親もいらっしゃるのではないでしょうか。「足を速く動かせばいい」「腕をもっと振ればいい」「たくさん走ればいい」などのアドバイスをされた方もいらっしゃることでしょう。しかし，子どもの走り方のどこが「良い所」で，どこが「直した方が良い所」なのかをアドバイスできる方は少ないのではないでしょうか。
皆様はオリンピックや世界大会に出場している選手の走り方をじっくりご覧になったことがありますか。速く走るためにトレーニングされた選手たちのランニングフォームは驚くほど似ています。そのランニングフォームには「速く走るため」「効率よく走るため」「身体への負担を軽減するため」など走ることに大切なヒントが詰まっています。また，速く走れる子は皆，共通して優れている能力がいくつかあります。その一つがジャンプ力です。より高く，より遠くへ飛べる子は，速く走ることができます。
ザ・ランニング＆ムーブメントスクールでは，ひとつひとつのランニング動作を分析して，お客様の目標にあわせたランニングフォームやトレーニング方法を提案いたします。
子どものトレーニングで成人と大きく異なる点は「成長」するということです。ただし「成長」と言っても，身長や体重が増えるということだけでなく，「脳」や「神経系」の成長や「心」の成長など様々なものがあります。では，「成長」に合わせた最適なトレーニングとはいったいどのようなものなのでしょうか？
ランスクでは，決まったプログラムはありません。ひとりひとりの成長や能力に合わせてオーダーメイドでトレーニング内容を決めていきます。例えば，サッカーをしている小学生で「速く走れるようになりたい」子どもには，まず，理想的なフォームの練習や俊敏性のトレーニングなどを行います。身体が硬い子が多いので，宿題にストレッチを出したりします。その後，トレッドミル上でスピード練習や動き出し，初速アップにつながるようなトレーニングを行っていきます。また，運動が苦手な子どもには，フォームの修正だけでなく，身体の協調性を高めるトレーニングや神経系に働きかけるランスク独自のトレーニングなどを行っていきます。
ランニングフォームを習得するということは「自転車に乗れる」「逆上がりができる」と同じように一度できるようになってしまえば，ケガなどの大きなアクシデントが無いかぎり忘れることはありません。子どもの時期にランニングフォームを習得することは一生の財産になることでしょう。
